柿川 鮎子
極楽「お不妊」物語
|
人気ランキング : 192999位
定価 : ¥ 1,365
販売元 : 河出書房新社
発売日 : 1999-03 |
|
不妊の心理がよくわかる |
治療などに関する内容自体は、著者の経験の基づくもので、あまり医学的根拠の基づくものが裏づけとしてないため、参考にはならないと思います。
でも、不妊治療中の気持ちは本当に良くわかる!! 苦笑してしまうところも多く、“私だけではないんだ”と勇気付けられました。
でも、最後の衝撃は強すぎました。私は読んでてその兆候が全くわからなかったので、読んでショックを受けました。
|
衝撃的な結末 |
強さ、明るさ、ひたむきさ、最後に何もかもを許し、包み込むような大きな包容力で私たち『お不妊』組に大切なメッセージを届けてくれる本です。
衝撃的な驚きの結末(勘の良い人は途中で結末の察しがつくかも)をどう受け止めるかは、読み手次第で、十人十色の感想があると思いますが、私は正直ぞぞっとしました。
というのも、私たち夫婦もどちらかというと配偶者(男)の方が子供を欲しがっているから。
我が家と同じ状況の人は、私と同様に背筋に寒いものが走るかもしれません。
|
救われない |
この本が気になる人、この本を読もうとする人、
その多くが「不妊」を身近に感じた人であると思う。
著者の身に起こるさまざまな「イヤなこと」は
不妊に突き当たった人なら、身に覚えがあるようなことばかり。
それだけに軽妙にそれらのことを記して
「お不妊」と自らに言ってしまえる著者には、
ほっと救われるような気分にも。
でも、その先を読んで、現実は厳しいことを知らざるを得ない。
不妊に悩んでいるときにこの本を読むと、
最後に奈落へ突き落とされる。
救われない慟哭の果てに、強くなるしかないのか。
|
泣きました! |
現在、結婚10年目、不妊治療暦5年目なので、この本の内容は心にジンジン響きました。
ラストの著者からのメッセージを読んで、思わず泣いちゃったほど。
不妊治療に没頭していると、周りが見えなくなる・・・。
衝撃のラストと、「お不妊は子供よりもっとすごいものを産めるようになる。」という言葉を心に刻んで、私の気持も少しだけ楽になりました。読んでよかったです。
|
めまいがする |
怒りとも慟哭とも、並みの形容詞がふさわしくない、つらくて切ないラストには鳥肌が立ちました・・・。全女性に読んで頂きたいです。