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2006年12月20日14時22分
時点のものです。

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ロジャー ゴスデン

デザイナー・ベビー―生殖技術はどこまで行くのか

デザイナー・ベビー―生殖技術はどこまで行くのか

人気ランキング : 432853位
定価 : ¥ 1,890
販売元 : 原書房
発売日 : 2002-01

商品名 デザイナー・ベビー―生殖技術はどこまで行くのか
価格 ¥ 1,890
発送可能時期 通常2〜3日以内に発送
未来は明るい

作者は「生殖医療と生物学の第一の目的は人々が子供たちを得る手伝いをすること、その子供たちが生まれるときに最高のスタートをー身体的にも精神的にもー切れるようすること、そして家族に多様性をもたらすことだと信じている」と言っている。こういう言葉を聞くと「未来は明るい」と単純に私は思う。しかし、本書の冒頭から前提となっている歴史事実の記載の中で「肉体的、精神的能力の劣っている人間や、「異民族」を政治的に粛清した二〇世紀前半」のくだりは、正直言って驚きました。ただ、科学者がこのような反省からの出発でいることは、やはり「未来は明るい」につながっていくように思えてなりません。

タフだが良い。

私は生殖医療の専門家ではないが個人的にクローニング及び生物工学に興味があるためこの本を実に楽しく読むことが出来ました。
専門的な部分についてもなかなかわかりやすい描写がしてあるので
一般的な生物の知識(高校で習うやつだ)があれば理解に困るということはないでしょう。
専門書としても恥ずかしくない内容の密度の全286ページを読むのは実にタフではありますが、
倫理的な問題や生殖医学の歴史など、技術的なところ一辺倒というわけでもないところが本書のミソかと。
クローニングが現実に行われうる現代から未来にかけて、本書が提供してくれる情報は恐らく実に有用な教養として
私達の力になってくれることでしょう。
星4つ。

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