このページの情報は 2006年12月20日14時22分 時点のものです。 |
知ってる
堤 治
授かる 不妊治療と子どもをもつこと
不妊治療に行き詰まり、HOW TOものではない本を読みたくてこの本を購入しました。今までは“妊娠したいと”それが目標になり、治療を行っていましたが、生命を授かるということは偶然が重なった神秘なんだと感じました。しかし、現在は人間が生命に対してどこまでも手を入れられることを知り、だからこそ、どこまで治療をして良いのか、倫理的な面も含めて二人で十分に考えなくてはいけないと考えさせられました。
不妊治療の方針を決定する際、本書を参考にした。
「授かる」では、医師と患者の対話を基として、以前はGod Only Knowsだった世界を明解に提示しています。また、本のタイトルにあるように、「今現在」の限界も謙虚に語ることも恐れず、そればかりか読者にこう問いかけてもいます。「子供を持つことをどう考えますか」と。
〜「授かる」は多分女性なら一度は憧れるであろう、あの有名な宝飾店のシンボルカラー、特徴的なブルーと白。書店に列んでいたら思わず手に取ってしまいたくなる、そんな心憎い装幀だ。内容は専門的で少々難しかったが、要所要所には図説が挿入されていて、巻末には用語集もあり、解説(Q&A形式)もとても丁寧で理解しやすくなっていた。妊娠の仕組みで書かれて〜〜いる卵子の誕生物語や、卵子を目指す精子のけなげな旅物語には思わず笑いがこみ上がり、後半では「ブラックジャック」のピノコまで顔を出したりでとても楽しく読めた。堤先生と患者との対話を含む症例が随所に盛り込まれてい、生の声が伝わって来て共感を呼ぶ、こころにきりきりつたわって涙。体験者の声が参考になった。読んでいるうちに、こころがほっとあ〜〜たたかくなって、治療で疲れたからだがいやされて、よし、また頑張ろうという気持ちになれる。さらに目からウロコの情報もいっぱい。生殖医療のすべてを堤教授が、真面目に、面白く、やさしく語っていた。ついに、待ちに待った画期的な不妊治療の解説書が登場した。〜
「授かる」という言葉に惹かれて、本を読み始めました。まず、7組に1組が不妊症のカップルだということにびっくりしました。 |
アマゾンで探す
ビッダーズで探す
ストアミックスで探す
|