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2006年12月20日14時22分
時点のものです。

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長谷川 淳史

腰痛は<怒り>である 普及版

腰痛は<怒り>である 普及版

人気ランキング : 24279位
定価 : ¥ 1,365
販売元 : 春秋社
発売日 : 2002-03-09

商品名 腰痛は<怒り>である 普及版
価格 ¥ 1,365
発送可能時期 通常24時間以内に発送

急に腰痛を覚えたらどうするか?まず、尿はでるか、便失禁はないかを確認。症状があれば直ちに整形外科か外科にかかる。しかし、そうでなければアプローチを変えてみよう。「TMS理論」の登場である。TMSとは「Tension Myositis Syndrome」(緊張性筋炎症候群)の略称で、ニューヨーク大学医学部のジョン・サーノ教授が発見した、肩こり・腰痛などの筋骨格系疾患を、心理的緊張を解くことによって治療しようという方法だ。 痛みと心の状態の間には、実は密接な関係がある。人間の体にはストレスや不快な感情を抑制しようとする「防衛機制」という働きがある。心の安定を保ち、精神的破局を避けるための意識的・無意識的な働き、心の安全装置だ。この防衛機制が、意識を他に向けさせるため、痛みを作り出すのである。不安、心配、恐怖、悲しみ、抑うつ、後悔、自責の念、罪悪感、なかでも「怒り」は無意識のうちに抑圧されてしまうことが多い。なぜなら怒りは社会的に敵視された感情だからだ。怒るからには原因がある。けれど、怒りを見せて、良いことがあるだろうか。怒ってばかりいる人の社会的評価はたいてい低い。 さて、腰痛が起きたらどうするか?痛みはこの際、無視。心の中の怒りを探し出すことだ。最近のできごとを振り返り、職場か家庭でストレスになったことはないか、緊張したことはないか、腹を立てたことはないかをじっくり考えてみよう。怒りを自覚さえできれば、痛みの出番はもうない。(家永光恵)

正しい知識を求める姿勢の重要さがわかる

胃潰瘍などと同じように、腰痛も心理的なものだったんだ・・・
常識を否定している内容ですが、でも言われてみるとそれが常識に思える。
だから革命って言っているんだな。
現在の常識的な腰痛概念を否定するものですが、あくまでも筆者が
科学的、客観的な姿勢に基づいているところに信頼を持てます。
何にしろ、腰痛に悩む人、腰痛治療に関わる人は必読と言える
のではないでしょうか。

間違った常識と変わらない(?)本質

 ふとしたきっかけで2,3年振り位に本書を再読しました。
・心と体と痛みの関係
・間違った情報や常識
・癒しのための具体的ヒント
など、実際に慢性痛を抱える人そして、その改善に参加し
ようとする医療サービス関係者にとって、今でも十分役立
つ書籍であることに変わりないと思います。
 頭の柔軟性が無い人には、受け入れたり、理解してもらう
ことは困難かもしれません。しかし、素直な人または、分か
ってもらえる人に"心と体の関係"についての別の見方を広げ
ていくことでも、常識というものは少しずつ変わっていくよ
うに思います。
 当時は、まだ納得できなかったり、分からない部分もあった
かと思うのですが、医療サービスの現場に出るようになって、
改めて本書のカバーしている広さ(入門的な紹介にとどまって
いるが)を実感しました。

腰痛もちは一読を

腰痛の原因は、身体的要因(椎間板ヘルニアや背骨のゆがみ)ではなく、心理的要因(抑圧された怒り)であるとするニューヨーク大学のサーノ博士のTMS理論を分かりやすく解説した本。
著者によると、TMS理論をしっかり理解し受け入れることができれば)95%の確率で腰痛が治るとしている。95%は大げさな気もするが、腰痛に心理的ストレスが関連しているのは明らかに思える。
Q&A形式で書かれているので非常に読みやすく、また、高価な本ではないので、腰痛もちは一読して損はない。

半信半疑ですが、頭に残って離れない

慢性腰痛でしたが、悪化したらしく、
現在、腰痛治療を受けている真っ最中です。
実は、に『腰痛は「終わる」』を読んで、何のことかわかりません
でしたが、本書を読んで、感心しました。
読む順番が逆だったようですね。
腰痛治療の「呪い」が「呪い」である根拠、
それに対して、サーノ博士のTMS理論の一貫した説得力ある、その
考え方、さらに、著者による心理学、
精神分析学、トランスパーソナル分野の博識ぶりも加わって、
本書を信じてみようという気になります。
でも現実には平行して治療も受けていますし、まだ半信半疑では
あります。私自身は読み込みが足りないのかもしれません。
でも、頭に残って離れない理論、内容ではあります。

これぞ『腰痛克服への手順書』

『腰痛は怒りである』。
まさにこの本こそ腰痛を克服するための手順書と言えると思います。
この本は2部に分かれていまして、
見るからに第2部がTMSの正体と治療法が書いてありますので、
どちらかというとこの第2部を重要視がちですが、
それはあまりお勧めできる読み方とは言えません。
何故なら第1部の腰痛神話を見て理解しない限り
治療の効果は望めないからです。
まず第1部で徹底的に間違った情報を
正しい情報へ書き換えましょう。
第1部でしっかりした土台を作った後、第2部へ。
まさに腰痛克服への手順書ですね。
あとは腰痛に屈する事無く、後退して痛みが強くなっても
ここで諦めない事がTMS克服のポイントだと思います。

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