このページの情報は 2006年12月20日14時22分 時点のものです。 |
知ってる
グレゴリー・ストック
それでもヒトは人体を改変する
理路整然とした主張である、どのように受け取るかは読者次第。本を手に取り最後まで読まなくても「訳者のあとがきで十分だ」と感じた。あとがきにこの価格分払う価値がある。もちろんあとがきを立ち読みだけでも、図書館で借りて全部読んでみるというのでもいい、とにかく「訳者のあとがき」がかっこいい。
「クローン人間にイエス」というトンデモ本があったが、本書もこれに類するくらいのトンデモぶりである。
フランシス・フクヤマの『人間の終わり』も読みましたが、あちらが陰気くさい分、よけいにこの本は楽天的に読めました。きっとアメリカ人ならこの本の予言する方向に近い将来、進んでいくでしょう。技術や科学の進歩は止められないし、過度の規制をすれば地下マーケットを拡大するだけの話だと思います。その方がかえって危険だし、著者も指摘するように、研究者は規制のない土地に去っていくだけのこと。著者のようにこのような問題は絶えず議論をすることで、最小限に被害の少ない方向に持って行くことが出来ると思います。 |
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