このページの情報は 2006年12月20日14時22分 時点のものです。 |
知ってる
岡田 研吉
子宮筋腫・内膜症は漢方で治せる―“切らずに治す”漢方治療で月経痛、更年期障害、不妊症もすばやく改善!
「漢方」というと、「副作用もなく、穏やかに治せる」と思う人が多いでしょう。「切らずに治せる」というのは、患者にとっては魅力に思えます。でも、「切らなきゃ治らない病気」も世の中にはあるのです。
筋腫の経験者です。自分でいろいろと調べ、何人かの医師に詳しく話を聞きました。その結果、漢方で「症状を緩和する」ことはできても「治す」ことは無理だということがわかりました。症状を緩和する漢方薬も、効く人と効かない人がいます。このタイトル、そして内容は、筋腫の人に「病院にかからなくても自分で治せるんだ!」という誤解を与えるのでは、と心配です。内膜症の方がレビューで書いていらっしゃったように、医師にきちんと診断を受け、定期的に検査することが大切。筋腫は良性腫瘍ですが、急に大きくなる場合は悪性である可能性もあるそうですし・・・。
漢方で「治る」のは、あくまでも症状であって、病巣ではありません。このような本を読んで、漢方治療に過度の期待をかけ、本来必要な治療を受けない人が現われるのが心配でなりません。 |
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