このページの情報は 2006年12月20日14時22分 時点のものです。 |
知ってる
高久 史麿
治療薬マニュアル (2006)
多くの医師同様私も毎年、この本を買うかそれとも南江堂の「今日の治療薬」にするかで悩んだものだった。今日の治療薬は字が大きく、要点が簡潔に記されており、またそれぞれの薬剤カテゴリの総説がまとまっている点で優れている上に小さく軽いので持ち運びに便利である。しかし、最近十年ほど治療薬マニュアルを選んでいるのは、いかに字が小さく多少の重量はあろうとも、情報が載っていなければ参照のしようがないという事実による。情報量だけは圧倒的に此方の勝ちとしか言いようがないのだ。細かいところは能書を読めばいいという考え方もあろうが、いちいち能書そのものや膨大な能書集を開ける手間を思えば現実的でない。最近の新薬はさまざまな適用条件があり、誤ると患者のためにも医療者のためにも重大な結果を招きかねない。年々分厚くなり、携帯するというよりデスクに置くほうが多くなったが、やはり日々の臨床でもっとも多く参照する書籍である。類書の中でやはり推薦に値する。
病棟で、医師、看護師と働く上でなくてはならない1冊です。
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